腫瘍は早期発見が大切です!

更新日:2011/10/17


腫瘍性の疾患も増加傾向にあります。来院傾向として多いのが、「前から腫瘍の存在に気がついていたが、最近大きくなって表面が変色して来た。」といったパターンです。これは腫瘍が大きくなり皮膚がそれについていけず、薄くなり、破れてしまう直前の状態です。こういった場合、腫瘍は大きくなりすぎていて、手術するときに十分なマージンをとることができません。一般に腫瘍を摘出するときは悪性であることを考慮するなら、すべての方向に3cmのマージンをとる必要があるといわれています。そのためにも腫瘍を発見したら早期に相談してください。その状況によって様々な方法でアプローチすることが可能です。

腫瘍は一般に良性のものは
|影箸蚤減澆掘↓∩殖スピードが遅く、I縮未スムースで、げ墜粟がある といわれています。

それに比べて悪性のものは、
(数あり、∩殖スピードが速く、I縮未いびつであり、じ巴紊魑こしやすい といわれています。

良性のすべての条件を満たしている場合には経過観察することも可能ですが、あくまで見た目で判断しているだけですので、針生検(腫瘍に針を刺して、細胞を採取して検査する方法)行って確認しておいたほうがいいでしょう。悪性所見はひとつでもあればその腫瘍が悪性である疑いが出てきます。早期の摘出手術であればマージンもしっかりとることができ、摘出した組織を専門の病理組織検査センターに送ることで腫瘍の種類の特定が可能となり、抗がん剤などの化学療法や、放射線治療など更なる治療の選択肢が出てきます。また難治性の腫瘍であっても患畜の生活の質を維持していくためのサプリメントも充実してきているので、早めに相談することが一番でしょう。

どのようにしたら早く発見できるのかというと、月に1回くらいはワンちゃん、ネコちゃんの全身をしっかりと触ることでしょう。そのとき特に注意して触っていただきたいのが、体表リンパ節(下顎、脇の下、両足の付け根の内側、膝のうしろ)です。あと女の子であれば乳腺ですね。これは表面をなでるように触っていては、わかりづらいので軽くつまむようにして触っていくと発見しやすいでしょう。

腫瘍の中でもわかりづらく発見が遅れるのは腹腔内腫瘍肺腫瘍です。腹腔内腫瘍はよほど大きくないと体表面から触ることができないため、早期発見のためには臨床症状でその糸口を見つけるしかありません。代表的症状は原因不明の慢性嘔吐、体重の減少などの一般状態の悪化があげられます。レントゲンやエコーを使い腫瘍を探し、確認のために開腹手術を行うこともあります。ワンちゃん・ネコちゃんで肺の腫瘍は咳をすることで来院され発見されることがあります。ただ、原発のものは少ないため、今までの病歴に腫瘍があり、検査で遠隔転移の可能性が示唆された場合、定期的にレントゲンで確認するのがよいと思います。このように積極的に腫瘍に取り組んでいくことで寿命の延長が期待できるのでできる限りの早期発見に努めていきましょう。





動物病院通信一覧に戻る

診療時間 愛知県豊田市のいわさ動物病院
診療カレンダー 愛知県豊田市のいわさ動物病院
※時間外急患はまず電話してください。
※休診日:木曜、祝日
※手術:完全予約制
※往診:診療時間中にご相談下さい。

いわさ動物病院
愛知県豊田市和会町南屋敷9-1
TEL 0565-21-9393

愛知県豊田市のいわさ動物病院のホームページへようこそ!当院はアットホームな明るい動物病院づくりを心がけています。 皆さんの可愛がっていらっしゃる動物の調子が悪くなったときには、お気軽にご来院ください。愛知県豊田市県道239号線沿い 和会町上屋敷交差点を西へ50mほどにあります。


Copyright (C) 2008 IWASA ANIMAL HOSPITAL. All Right Reserveed.